2013年7月21日日曜日

2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その2)

海の日に開催されたロッテ杯こども囲碁団体戦、19路盤での大会は初めてとなるわが子が参加しました。過去に参加した大会は全て市ヶ谷の日本棋院が会場でした。こちらは会場スペースと参加人数との関係もあって、同伴の保護者は子供たちの対局開始直後の数分間しか観戦することができません。しかし、今回の大会では出入り自由でしたので、私も近くでわが子の対局の様子を確認し、実に様々なことが起きていることがわかりました。


子供たちの対局を観戦中の
吉原由香里先生

印象に残った初戦については前回記載しました。今回はわが子にとっての第3戦と第4戦の終局後に起きたミスについて紹介したいと思います。飛ばしてしまった第2戦ではもっと重大な事態が起きていたのですが、それについては別の機会に譲ります。


まずは第3戦目、わが子の対局相手はほぼ互角の棋力を持っていそうな男の子。終局まで進み、整地作業を始めましたが、ここで不手際がありました。対局相手の子が石をあちこちに移動させた結果、中央部分がどちらの地かお互いに分からなくなってしまったのです。もう少し棋力が上がってくるとこうした問題は起きないのでしょうが、まだ初級クラスに参加している低級者同士。混乱してしまったようです。


一番奥の対局
小さくて見えませんね

実は中央は黒地、つまりわが子の地でした。この後、片側の黒石を対局相手が別の場所に動かしてしまい、黒地か白地か見分けがつかない、一見すると白地のようにも見える形が出来上がってしまったのです。
対局者同士で
「ここはどっちの地だっけ?」
と話をしていたようで、私としては子供にはっきり
「黒地だ、整地の方法もおかしい気がする」
と主張して欲しかったため、遠目で見ているだけで口出ししませんでした。しかし、相手の気迫に押されたのか「白地」とされてしまったのです。この数え間違いで、結果的に対局は負け。チームも1勝2敗で敗戦となってしまいました。

私は子供同士が対局していることだし、口を出さないのは当然だと考えていましたが、囲碁教室の先生は全く別の意見でした。この後に書きますが第4戦目でもミスがあった際に事情を話すと、

「地の数え方、石の生き死には対局者同士で決めることではなく、囲碁のルールとして厳密に決まっていることだ。だから、正しく判定されなければならない」

というのが先生の意見でした。ごもっともです。
しかし、審判が傍にいたわけではなく、大会関係者でもない保護者が口出しするのは避けるべきという私の考えは変わりません。また、私はこうした囲碁大会への参加は子供の人間的な成長の場であるとも考えており勝敗は二の次。だから、親が口出しするのではなく、自分だけで事態に対処し、できれば正しく切り抜けて欲しかったです。

さて、似たようなミスは第4戦でも起こりました。写真の青いシャツの子が対局相手ですが、左下隅の白石に対して「中手」っぽい手を打ちました。ここでどう応じるべきか、わが子は少し考えていましたが、結局手を入れずに終局へ。そして、この部分の死活が問題になりました。


左下隅
中手らしき手が打たれている

少しでも囲碁の知識がある方ならお分かりでしょうが、この白石は生きています。が、ここでも対局者同士の話し合いの結果、「白は死に」となってしまったようです。影響は大きく、この対局も負けとなってしまいました。

これらの両敗戦はチームの敗戦につながってしまったため迷惑をかけましたが、掲載した通りの写真が残っていたため、わが子にとっては格好の勉強素材となりました。その場では対局に負けたことが悔しく、私が指摘しなかったことに対して文句も出ましたが、時間と共に冷静に受け止められたようでした。今回のミス、そして敗戦をバネに一層の棋力向上につなげて欲しいです。

[関連投稿]
・2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その1)
・2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その3)


スポンサードリンク
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...