2013年7月22日月曜日

2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その3)

海の日に開催されたロッテ杯こども囲碁団体戦。この大会では各チーム全4回戦の対局が実施されました。これまで初戦、第3戦、第4戦の様子を紹介しましたが、いよいよ問題の第2戦です。まぁ、問題といってもそれほど仰々しく構える必要はなく、どうやらハンデ戦で実施される囲碁大会ではよくあることらしいのですが、棋力を大幅に過少申告して大会に参加していたチームがあったのです。

いやチームというのは適切ではありませんね。この大会は囲碁教室の対抗戦ですが、某囲碁教室(そこは「道場」と名乗っていました)から参加したチームのうち、少なくとも初級クラスと中級クラスに出場したチームは、相当に棋力を低く申請していた模様で、その結果として勝ちを重ねていました。そして、その初級クラスに出場していたチームにやられたのが、わが子がいるチームでした。


キャンディーで休憩タイム
群がる子供たち!

この対局相手ですが主将が18級、副将と三将は20級の申告で出場。日本棋院主催の大会では20級までは13路盤コースに出場し、19級からは19路盤コースに出場というケースが多いようです。つまり20級で19路盤での対局に臨むのは、かなりチャレンジングだと普通は思われます。この相手三人の級位は全てわが子がいるチームメンバーの級よりも低いため、相手側にハンデを与えての対局です。

そして、その対局は酷いものでした!最初から詳しく観戦していたわけではありませんが、まず三将のわが子が大石を殺されて投了。後で聞くと、
「あの相手はメチャクチャ強かった!」
とのこと。でも、その子、20級です。そして、副将が終局しますが地を数えるまでもなく大差。普通はその前に投了するところです。主将戦も終局しますが同じく大差。一番最後まで対局が続いていた主将戦を少し観戦したのですが、対局相手のうち回し、とても18級とは思えず、実力差は一目瞭然。どう見ても上級者です。

あまりにも不審だったので、
「あの子強かったなぁ。本当に20級なのかな?本当は10級くらいじゃないのかな。ちょっと聞いてみたら」
と子供に言ったところ、相手を探して話をしてきたわが子は、
「近くにお母さんがいて『あなたは20級なんだからね。今日は20級なんだからね』って言ってた」
と教えてくれました。これが示唆するところは何でしょう?

このとき、同じ囲碁教室でお子さんが中級クラスに出場しているお父さんがプリプリしながらやってきて、
「あそこはいつもそうだ!前もそうだった!!」
とお怒りモード。ちょうどわが子の相手と同じ道場チームと対局して3人ともやられてしまったそうです。
そのお父さんが言うには、問題の道場は毎度毎度、実力よりも低い級で大会参加しては勝ちをさらっているとのこと。主催者も問題視しているらしいのですが、強く言えてないのか、道場側の態度は改まらないとのことでした。あとになって調べてみると、過去の大会でもその道場チームは確かに好成績を収めていることがわかりました。


第3戦終了時の戦績表

こうした棋力の過少申告、大人の大会でも問題視されており、特に「宝酒造杯」が例として挙げられるそうです。日本棋院のページにも

※棋力相応のクラスにお申し込み下さい。(中略)事務局でも受付時に申し込みクラスの妥当性を確認させていただきます。実力を大幅に下回るクラスでの優勝は、後日失効となる場合(全国大会出場取り消し)がありますので予めご了承ください。

とわざわざ注記しているくらいですから、いろいろと問題があったと推測されます。

まして今回のロッテ杯は子供の大会です。正々堂々と対局する姿勢を教えるべきところで、「勝ちさえすればそれでいい」という考えでの参加、恥ずかしくないのでしょうか?実力不足ならがも果敢に挑戦していた「くまちゃん囲碁教室」の子供たちの姿をみて自らを省みて欲しいものです。この両チームは本当に対照的でした。結局、過少申告が功を奏したのでしょう、初級クラスに参加したチームは優勝。メンバーのうち、主将、副将の二人は4戦全勝でした。

そんなこんなで、初めて参加したロッテ杯こども囲碁団体戦、いろいろなことがありました。子供が通う囲碁教室は毎年この大会に出場しているので、来年も参加することになるでしょう。せめてこの道場のチームとは対戦しないことを願うばかりです。

[関連投稿]
・2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その1)
・2013年 ロッテ杯こども囲碁団体戦(その2)



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