子供が囲碁に興味を持ち始めて約半年。もともと、私自身が囲碁を覚えたくて取り組んでいるところに子供が食いついてきたものです。両親が囲碁の有段者で、子供も囲碁を学んでいるケースは多いと思いますが、我が家では父親も子供も囲碁の入門者、珍しいケースだと思います。
幼い時期に様々なことに興味を持つのは良いことだと私は考えています。しかし、囲碁は特殊な分野。囲碁に興味を持って楽しみ続けるには、気軽に囲碁に親しめる環境が必要です。しかし、一部の大都市を除けば、そうした環境は得難いのが現実のようです。
せっかく囲碁という知的で良質な遊び(?)へ関心を持ったのですが、それを維持し続けるために我が家でも頭を悩ませています。そんな我が家のこれまでの取り組みを少しだけご紹介します。
まず2012年の年明け早々に「ジュニア囲碁パーク」 というイベントで「囲碁入門教室」に参加しました。そのときの様子については「遊びながら子供のアタマが良くなる方法」 で少しだけ紹介しました。
このときはあくまでも入門教室で、対局は真似事だけでした。そして次のイベントを探していたところ、「ゆうちょ杯 ジュニア本因坊戦」 の存在を知りました。
そもそも、囲碁に多少の興味を持っていても、どこでどんなイベントが開催されるのか?なかなか情報が入ってきません。私も方々を探した挙句、たどり着いたのは『日本棋院』ウェブサイトの「ニュース」欄 です。まずはこまめにここをチェックすればいいようです。
先日、この「ゆうちょ杯」の東日本地区大会が開催され、子供の付き添いで日本棋院に行きました。全国大会の地区予選の位置づけですが、当然ながら我が子はそんなレベルではありません。
かといって、また入門コースで囲碁の真似事をするだけではつまらないので、一番下位の「級位戦(21~30級)」に申し込みをしていました。
そもそも、こうした大会に参加するのは全くの初めて。私も囲碁経験者ではないため、まるで勝手が分かりません。まず、申し込み時に「子供の棋力」を申告する必要があるのですが、ここで頭を悩ませました。
結果として後から分かったことですが、ここでの「棋力」とは、
うちの子供はXX級の実力があるはずだから、それを認定して欲しい
という性格を持つもののようです。
そして大会当日には、申告した棋力が同レベルの子供同士で対局が組まれ、その成績に応じて棋力が認定されます。好成績だった場合には、申告よりも上位の級に認定されることもあります。
おそらく、こうした棋力申告の仕組みは、囲碁教室などに通っている人には当たり前のことなのだと思います。しかし、我が家はそうした経験がないため、手探りで棋力申告→当日の大会を迎えることになりました。
何しろ私自身が囲碁の経験者ではないため、子供がどの程度の実力を持っているのか?まったく見当が付きません。感覚的に「有級者を名乗るのはおこがましい」と考え、子供の棋力としては「入門(少し打てる)」という項目を選択しました。
でも、「少し打てる」というのも誇大過ぎるのではないか?という不安もありました。当日の対戦で散々な目にあったら、「もう囲碁やめる!」と言い出しそうだと心配しながらの申告でした。
そして迎えた当日。受付に行って分かったのは、「級位戦(21~30級)」と一括りにされていましたが、実際には21級~25級の子供は13路盤を使って対局。26級以下の子供は9路盤を使った対局と、異なるクラスに分別されていました。我が子は当然、9路盤の方です。
席に置かれた参加者カードの情報を見たところ、このコースの最年長は小学4年生でしたが、多くは小学生未満。幼稚園の年長、年中といった子供が中心でした。
さて、大会でのわが子の成績ですが、公式戦扱いとなる6戦のうち何と5勝!全勝の子が誰もいなかったため「5勝賞」として表彰された3人のうちに入ってしまいました!
これが意味するのは、申告した棋力が過小だったということでしょう。子供が打った最初の1局だけ近くで見ることができたのですが、我が子は対戦相手の石を次々と取りまくり!終局時にアゲハマを相手の地に埋めても半分以上が残ってしまう状態でした。
相手の子は意気消沈してしまったと思います。こちらも勝手がわからなかったとはいえ、申し訳ないことをしてしまった気分です。
棋力認定の方は、「入門(少し打てる)」で申告していましたが仮で「30級」扱いとなり、成績優秀のため2階級ランクアップ、「28級」の認定を貰いました。
もちろん、大した級ではありませんが、公式の大会に初参加して、知らない子と対局し、勝って級位を認定してもらえたので、子供はご満悦。囲碁は「もうしばらくは楽しめる趣味」としての地位を我が家で保ったのでした。
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